ついに大きくで出ました。”あなたもスクエア1で1分を切れる!”、triboxコンテストで二週続けて平均が 1分を超えてしまっていて、お恥ずかしい限りですが、もうちょっとちゃんと廻す練習ができていれば…という気はしています。私よりも指も目も速い人々なら、以下の手順を習熟すれば、もっともっと速くなることでしょう。
J式スクエア1は辺の向き替えが終わったらほぼ 1 look (中段を除く)で完成します。辺向きかえで下段を一辺は合わせているはずなので、下段は三辺以下の移動で済みます。ここで上段四辺・下段三辺は時計か反時計かの判断に手間取り、また長い手順が多いので覚えないことにし、上時計下反時計か上反時計下時計で処理した後に上段だけで揃えます。
上段四辺・下段二辺は全て覚えました。下段は交換なので逆手順が発生しないのがいいですね。
上下段三辺は回転方向の把握が重要ですね。問題は上二辺・下三辺、これは次回にお話したいと思います。
上二の字・下NE
(3,-3) / (3,0) / (3,3) / (0,-3) / (4,-3) / (4,-2) / (2,-4) / (0,-4) / (3,0) / (-3,-3) / (-3,0)
これは絶対に覚えた方がお得です。これを上下NE→上NEはもったいな過ぎます。
隣辺交換を見つけたら有無を言わさずに奥と右に持っていくようにするので(合っている辺は左に持っていって、以後は見ないようにします)、開始時は上の図のようになります。最初の (3,-3) を無駄に感じるかもしれませんが、「上二の字と下段の組み合わせは最初に上下段を両方一緒に(右手人差し指と薬指で)時計方向に 3 廻す」と覚えてしまえばむしろ混乱もしなくなります。盾−盾を右に向けて / するのはこれらの手順によく見られるので慣れていきますね。下段の方が余計に廻すことが多いので、後半の縦樽−斜め樽を 0,4 するのなどはやや頑張らなくてはいけません。ですが、割と発生しますし、慣れれば上下反転の 上NE-下二の字も廻せるようになります。
上二の字・下縦…中段あり
(3,-3) / (3,3) / (1,0) / (-2,4) / (2,-4) / (0,4) / (2,2) / (-3,0) / (-3,-3) / (-3,6)
出現頻度についてはまだ集計できていませんが、そこそこ経験したことがある気がします。でも、みなさんはこれをどう処理するのでしょう?上下縦→上下NE→ (-3,0) →上下NE→上縦とかなのかな?絶望感に浸れます。この手順を覚えてしまっておけば一発です。
開始が (3,-3) なのは上二の字・下NEと同様です。盾−盾が左を向くのは上縦と並んでの例外的状況ですが、上縦は上段樽を反時計方向に一度戻してから左に向けるのに対し、こちらは時計周りに廻してから戻すので、”スイッチバック”と呼んだりしています。後半の樽−樽をX字に向けてから合わせ直すのも他の手順でも見かけますね。
次の上十字・下NE と似たところもあるので混乱しないようにするのが重要です。
上十字・下NE
/ (3,3) / (1,4) / (0,-4) / (4,-2) / (2,-4) / (0,-1) / (0,3) / (-3,-3) / (-3,0) / (0,-3)
上十字と下段との組み合わせは、二の字&下段と異なり、いきなり / できます。この上十字・下NE は先に樽−樽 X字が発生しますね。その後の盾−盾は右向きですが、最後、せっかく凧−凧になったのに下段だけ廻して、一旦左右拳にしてから完成させるのがミソです。