ELL、Edge orientation and permuptation in Last Layer、の私が使っている手順を掲載します。表がうまく作れないので、Excel の画像とファイルを貼り付けるのでご容赦ください。
CLL 手順も同様ですが、私は最初に手順を見知った時に、D・D' を混乱することが多く、その間違いでバラバラに崩壊してしまうことが続いたことから、基本的に D・D' を避ける手順を採用しています。二層回しと中層回しが島内先生によって許されていないのも CLL と同様です。
ここで、三角は UR→UF→UL→UR の三点交換で(島内先生の著書では”単純三角”になっていますが略しました)、
正時計という表現は一般的ではありませんが、時計廻りを意味します。
反時計回りになるUR→UL→UF→UR の三点交換が三角反になります。
基本手順は UBともう一箇所がすでに向きが合っているものなので、「合っている辺の向かい側から、三点交換の正時計・反時計と同様の方向に廻し始める」と統一することで手順を覚えやすくしました。三角反L'始は三角正R始とは B を B' にするだけですむ手順が速いのですが、混乱しそうだったので、あえてまるで違う手順を採用しました。L' R B L R' U2 L' R B L R' と表記すれば L' から始まるのですけどね。
島内先生の本には、単純三角については UB が反転しない手順しか載っていなかったので、それらの手順は
を参考にしました。手順が長くて覚えにくくて大変でしたね。
辺の十字交換は見たままで分かりやすいと思います。
十字右上げは隣辺を反転させる手順のうちで最も簡単で、初心者にもお勧めできると思います。
”二の字”は島内先生の本でもこのように表記されているのでそのまま採用しました。
B⇔L, R⇔F の交換であることも踏襲しました。間違えると、せっかく手順をまわしたのに再び二の字が発生してパニックに陥りますね。島内先生の本には奥上げだけが掲載されていましたが、前上げも自作しました。右上げは三角正B始からのアレンジですが、意外と廻しやすいのと、現在これより短い手順を見出せていないので悪くないと思っています。
J式ELL 手順は合計30種。PLL の 27種よりは多いのですが、CLL が実質 41種と OLL の 57種より大幅に少ないので(そのぶん手順は長めですが)、覚えやすいかもしれません。
ELL ではない辺の三点交換(四点交換も)についてはまた今度書かせていただこうと思います。